スーツサイズで失敗しないサイズ表の見方とお直しポイント7点

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既製品の新しいスーツを購入する時に、採寸を面倒くさがって、ついつい今着ているスーツと同じサイズを選んでしまうことってありませんか?

そして、購入した後に新しいスーツを着てみると、ジャケットがブカブカ、パンツがきつい、などのトラブルに合ってしまうことがあります。

そして、結局はお直しに出すことになって余計な手間がかかってしまう。

今着ているスーツと同じサイズを選んだのに何で失敗したのか?

スーツサイズで失敗しないためにはサイズ表の見方とお直しのポイント7点を押さえる必要があります。

スーツのサイズ表は分かりにくいと思っているあなたも安心してください。

簡単に分かるサイズ表の見方とお直しのポイントを解説します。

 

 

スーツサイズ選びのポイントはサイズ表の見方とお直し

スーツはサイズ表の見方とお直しポイントを知っておけば失敗しません。

では、失敗しないためにスーツサイズがどのように決められているか理解しておきましょう。

スーツのサイズはチェスト、ウエスト、身長を元に日本産業規格によって定められています。

この日本産業規格によって、スーツサイズは身長と体型の2つで区分されています。

身長

身長の区分は、1号から10号まであり、10の単位で表示されています。

  • 1号 145cmから150cm
  • 2号 150cmから155cm
  • 3号 155cmから160cm
  • 4号 160cmから165cm
  • 5号 165cmから170cm
  • 6号 170cmから175cm
  • 7号 175cmから180cm
  • 8号 180cmから185cm
  • 9号 185cmから190cm
  • 10号 190cmから195cm

それぞれの単位は5cm間隔と規格によって定められています。

例えば、あなたの身長が160cmから165cmの場合、4号となります。

スーツを着る年代になると身長が大きく変化することは少ないと思いますので、サイズ直しの機会に覚えてしまいましょう。

体型

体型の区分は、J体からE体まであり、10の単位で表示されています。

また、体型はバストとウエストの差で区分しています。

  • J体 20cm
  • JY体 18cm
  • Y体 16cm
  • YA体 14cm
  • A体 12cm
  • AB体 10cm
  • B体 8cm
  • BB体 6cm
  • BE体 4cm
  • E体 0cm

それぞれの単位は2cm間隔と規格によって定められています。

例えば、あなたの体型がバストとウエスト差12cmの場合、A体となります。

身長と異なり体型は大きく変化することがありますので、サイズ直しの都度測定する必要があります。

 

スーツのサイズ表は身長と体型が交差した箇所を見る

スーツのサイズは身長と体型の2つで区分されています。

例えば、あなたの身長が160cmから165cmで4号、バストとウエストの差が12cmでA体の場合、スーツのサイズ表を見るとA4となります。

このようにスーツのサイズ表は身長と体型が交差した箇所を見れば良いのです。

事前に自分のサイズを把握しておけば、サイズ表が見られなくても困ることが少ないと思います。

 

スーツのサイズ直しで大事なポイントは7点

次にスーツのサイズ直しで失敗しないため、押さえるべきポイントを解説します。

スーツサイズ直しで大事なポイントは袖丈、着丈、脇、裾、ウエスト、太もも、ヒップの7点です。

スカートは、裾を除いた袖丈、着丈、脇、ウエスト、太もも、ヒップの6点です。

改めて言うまでもないことですが、スーツは正装です。

正装なのに体型に合っていないスーツを着ているということは、相手に対して礼儀を欠いていると捉えられかねません。

スーツはジャストサイズで着なくてはならないのです。

では、スーツをジャストサイズで着るため、サイズ直しで大事なポイントとは何か解説します。

ジャケットのサイズ直し

ジャケットは、以下3つのサイズを直すことで体型に合わせることができます。

  • 袖丈
  • 着丈

体型に合わないジャケットを着ていると、スーツに着られているように見えてしまいます。

袖丈のジャストサイズはメンズとレディースで異なります。

  • メンズ 手首が隠れる程度
  • レディース 手を下ろした時に手首から親指の付け根が隠れる程度

着丈のジャストサイズはヒップの上にかかる程度です。

当たり前ですが、袖丈も着丈も短くすることはできても、長くすることはできませんので、サイズ直しをお願いする場合は注意してください。

脇は意外なポイントかもしれませんが、肩に合わせてサイズを合わせるとウエスト周りが余ってしまいます。

スーツは肩で着るという言葉がありますが、脇を詰めてもらうと、体型に合わせることができてスッキリとした印象になります。

パンツのサイズ直し

パンツは以下4つのサイズを直すことで体型に合わせることができます。

  • ウエスト
  • 太もも
  • ヒップ

裾のジャストサイズはメンズとレディースで異なります。

  • メンズ 靴に当たらないようにするか軽く当たる程度
  • レディース 履く靴のヒールによって変わりますが、靴が半分ぐらい隠れる程度

ウエストは1cmから2cm程度のゆとりをもっているのがジャストサイズです。

ウエストは詰めることも広げることも可能ですが、詰めすぎるとせっかくのシルエットが崩れてしまいますので、サイズ直しをお願いする場合は注意してください。

太ももはシワやたるみが出ないのがジャストサイズです。

ヒップはシルエットが崩れない程度のゆとりで、尚且つ座った時に苦しくない程度がジャストサイズです。

タイトスカートのサイズ直し

タイトスカートは、ウエスト、ヒップ、スカート丈の3つのサイズを直すことで体型に合わせることができます。

ウエストは1cmから2cm程度のゆとりをキープするのがジャストサイズです。

ヒップはシルエットが崩れない程度のゆとりで、尚且つ座った時に苦しくない程度がジャストサイズです。

スカート丈はベルト部分も含んだ前面の丈で、膝が隠れる程度が良いです。

特に椅子やベンチなどへ腰を掛ける場合、スカートが上がってしまいますので、試着の際は確認必須です。

ウエストからヒップにかけてタイトな作りになっていますので、座った時に苦しくない程度がジャストサイズです。

 

 

スーツはサイズ感とトレンドを組み合わせると尚良し

スーツはサイズ感が重要ですが、トレンドを組み合わせると尚良いです。

メンズの場合はタック入りパンツがスーツのトレンドとなっています。

パンツにタックが入ることで、シルエットが整って、大人っぽく優雅な印象になります。

タックの本数が増すと、大人っぽさよりも熟練された印象が強くなります。

タック入りパンツに初めて挑戦するなら、左右に1本ずつタックが入っているワンタックがオススメです。

程良い大人っぽさがあるだけでなく、動きやすさも抜群のデザインです。

ツータックは2本タックが入っているデザインで、体格の良い方にも似合います。

タック入りのパンツがトレンドになってから、ツータックのアイテムも増えてきています。

 

 

スーツサイズ選びはレディースの方が難しい

レディースはメンズと比べて丸みを帯びているので、スーツサイズ選びはレディースの方が難しいです。

レディーススーツのサイズを直す時は、バスト、ウエスト、ヒップが基準となります。

  • バスト 一番高い位置で測る
  • ウエスト 一番細い位置で測る
  • ヒップ 腰の一番太い位置で測る
  • ジャケット 両袖の付け根から直線で測った長さの2倍
  • ウエスト ベルト部分の上辺を直線で測った長さの2倍
  • ヒップ ヒップの一番広い部分を直線で測った長さの2倍

バストが豊富な場合は、バスト周りに余裕がないと、フロントボタンを留めた時にシワが入ってしまいます。

大きすぎるレディーススーツは、生地が余り、腰のラインのくびれが綺麗に出ません。

試着する時は、ボタンを全部留めてバストとウエストのラインが綺麗に出ているか、鏡で確認しましょう。

フロントボタンを留めた状態で、バスト部分にシワが入らず、尚且つウエストには握りこぶし1個分の余裕がある程度がジャストサイズです。

バストが大きい人は、レディーススーツを肩幅や袖に合わせすぎるとバスト周りがキツく、バスト周りに合わせすぎると生地が余ってしまいます。

パンツは履く靴のヒールによって変わりますので、靴が半分ぐらい隠れるか鏡で確認しましょう。

 

 

スーツサイズの正しい測り方は日本と海外で異なる

スーツサイズの正しい測り方は日本と海外で異なります。

日本製スーツサイズの正しい測り方は、身長と体型でおおよそのサイズを測ります。

その上で、日本産業規格によって定められたサイズ表を確認することで、あなたのサイズを知ることができます。

海外製スーツサイズの正しい測り方は、バストとウエストでおおよそのサイズを測ります。

また、海外製でも国によってサイズ表記が異なるので把握しておきましょう。

イギリスとアメリカの場合、単位がセンチではなくインチで表記します。

例えば100cmの場合、1インチは約2.5cmのため、40インチとなります。

イタリアの場合、サイズの半分をセンチにした数字がサイズ表記となります。

例えば100cmの場合、半分にしたサイズの50となります。

 

 

まとめ

  • スーツサイズ選びで失敗しないためにはサイズ表の見方、お直しポイントを押さえる
  • スーツサイズ直しで大事なポイントは袖丈、着丈、脇、裾、ウエスト、太もも、ヒップの7点
  • スーツのサイズ表は身長と体型が交差した箇所を見れば良い
  • スーツはサイズ感とトレンドを組み合わせると尚良い
  • スーツサイズ選びはレディースの方が難しい
  • スーツサイズの正しい測り方は日本と海外で異なる
  • 日本製スーツサイズの正しい測り方は、身長と体型でおおよそのサイズを測る
  • 海外製スーツサイズの正しい測り方は、バストとウエストでおおよそのサイズを測る

スーツのサイズ表は一度見方を覚えてしまえば簡単ですね。

もし、ジャストサイズではなかったとしても、お直しのポイントが分かれば鬼に金棒です。

是非、あなたのサイズを確認して、スーツをステキに着こなしてください。

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