可愛いデザインのもの、鮮やかな色味を持つもの、シンプルでスタイリッシュなものが揃うピアスは、言わずと知れたアクセサリーの一種。
耳元を飾るピアスは、私たちのオシャレに欠かせないというのは言うまでもありません。
しかしピアスはアクセサリーの中では少々難しいところがあります。
耳に穴を開け、穴をファーストピアスで安定させなくては着けられないからです。
結論から言ってしまえば、ファーストピアスは3ヶ月ほどで外すことができます!
とはいえ人生なんて何が起こるかわかりませんから、この3ヶ月の間にファーストピアスに関する色々なアクシデントやトラブルが出てくるかもしれません。
そこで、ファーストピアスの代表的なお悩みに関する対処法をまとめました。
この記事とファーストピアスと一緒に3ヶ月を乗り越えましょう。
ファーストピアスは着けて3ヶ月が外す目安
「ピアスを着けたい!」となった時、あなたが1番心配になることは何でしょうか。私だったら、耳に穴を開けることと答えます。
人の身体に器具をぶすりと貫通させて穴を開けるのですから、よくよく考えればとんでもないことをやっています。
字面だけ見れば拷問か何かと勘違いされるような行為です。
しかし「穴さえ開けてしまえばもう心配事はない!」と言えるわけではありません。
確かにピアスを着けるための1番の心配事はクリアしたかもしれませんが、ピアスを着ける準備はこれで終わるものではありません。
ピアスホールが安定するまではずっとファーストピアスを着ける必要があるのです。
安定するまでは着け続けなくてはならない、しかも安定するまでに時間がかかることを考えると、こちらの方が穴を開けるよりも心構えがいることかもしれません。
そうなってくると「いつになったらファーストピアスを外すことができるのか」はかなり重要な問題ですよね。
ファーストピアスを外すことができる、つまりピアスホールが安定するまでには、6~8週ほどかかるとされています。
実際に安定するまでには個人差があることを踏まえると、3ヶ月ほど経てば、かなりの確率でファーストピアスを卒業できるということになります。
とはいえ3ヶ月間というのはそこそこ長いです。3ヶ月もファーストピアスと一緒に居れば、
「着けている時に外さなくてはいけなくなったらどうしよう?」
「ファーストピアスを隠すのにいい方法はないかしら?」
「着けたはいいけど耳に違和感があって困る…ピアス諦めた方がいいのかな?」
などの悩みが湧いてくる時があっても何ら不思議ではありません。
しかし心配はご無用。この後には、ファーストピアスの代表的なお悩み、それに関する対処法をご紹介しています。
ファーストピアスをこれから着ける予定、そして現在進行形でファーストピアスを着けている、そんなあなたには、この記事をぜひ一度読んでもらいたいです。
ファーストピアスを外すときはどうするべき?
ファーストピアスを外すことになる場合は大きく分けると
- ピアスホールが安定したから外す場合
- やむを得ず外さなくてはならなくなった場合
この2パターンあると考えられるので、ここではこの2つについて説明します。
しかし基本的にはファーストピアスを外すことができるのは、ピアスホールが安定した時だけです。それ以外の場合で外すのは極力避けましょう。
ピアスホールが安定したから外す場合
3ヶ月ほどファーストピアスを着けると、ピアスホールは安定してきます。安定しているピアスホールとは、具体的には、
- ピアスを回したり、動かした時に痛くなったり、かゆくなったりしない
- 血や体液が出ない
- 化膿していない
- ピアスの周りの皮膚がピアスホールに向かって凹んでいる
これらの条件をすべて満たしているもののことです。
どれか1つでも×がつくものがあったら、まだピアスホールは安定していないということになるので、もう少しファーストピアスを着けて様子を見る必要があります。
全部クリアしているようでしたら、それはピアスホール完成のサインです。
おめでとうございます。ではファーストピアスを外していきましょう。
- 手を清潔にする
手を石鹸で洗う、または消毒するかして綺麗にします。
こうすることで、仮にピアスホールが完成しきっていなかったとしても、手に付着した菌によってトラブルが起こるのを防ぐことができます。 - 片手でヘッドを抑える
ファーストピアスを外すときはキャッチをくるくる緩めていきます。
しかし、このファーストピアスのキャッチは簡単に外れないように、かなりキツめにしまっていることが多いです。
そこでヘッドをがっちり固定し、キャッチだけを回せるようにすることが重要になります。
ゴム手袋をはめたり、ハンカチを被せたりすることによってヘッドが滑るのを防ぐことができます。 - もう片手でキャッチを回す
キャッチを摘まみ、右左、右左と交互に半回転させるようにしてキャッチを抜き取ります。
キャッチが固すぎて抜きとれない…とお悩みの場合は、道具を使います。
キャッチの2つの穴の中に小さいハサミ(ヘアピンやピンセットでも代用可能)を差し込み、広げるといいでしょう。
ただしこの方法を試すときは、ホールや指や耳にうっかり傷をつけてしまわないように注意しましょう。
やむを得ず外さなくてはならなくなった場合
全てのファーストピアスがピアスホールの安定と同時に外すことができたらいいのですが、世の中そんなに甘くないです。
新しいバイト先がピアス禁止だった時、学校で服装検査が行われることがわかった時など、どうしても外さなくてはいけないときがあるかもしれません。
しかし、原則としてファーストピアスはピアスホールが安定するまで、外すことはできません。
なぜなら、ピアスホールが安定する前にファーストピアスを外してしまうと、問題がでてしまうからです。
まず1つ目の問題として、せっかく開けたピアスホールが塞がるという事が挙げられます。
ピアスホールなんて可愛い名前が付いているとはいえ、身体からしてみれば自分の身体に穴が開くほどの傷ができているのですから一大事です。
特に穴が開いて間もない、言い換えるとピアスホールを開けてすぐの時は、身体は傷(ピアスホール)を何とかしたくて必死です。
ちょっとファーストピアスを外しただけですぐにピアスホールは塞がります。こうなるとピアスホールはまた作り直しになってしまいます。
そして2つ目の問題として、もう一度ファーストピアスを着けなおすときのことがあります。
「元々穴が開いていたところに着けなおせばいいんでしょ?簡単じゃない?」と考えてはいけません。そんなに簡単な問題ではありません。
先ほど書いたように、ファーストピアスを外したことで、ピアスホールは塞がります。
ここでもう一度ファーストピアスを着けなおそうとするのは、身体にピアスを突き刺して穴を新しく作るのとほぼ同じことです。
どれだけ危険と痛みを伴うことになるか、おわかり頂けましたでしょうか。
ということで、事情があるにしても、ピアスホールが安定していない状態でファーストピアスを外すのは控えた方がいいです。というよりやめましょう。
何かの拍子でうっかり外れてしまった時は、病院に行って診てもらうことを強くオススメします。
ファーストピアスを隠すのにいい方法3選
さて、前の章では、やむを得ない事情があってもファーストピアスは外すなと書きましたが、そうはいってもファーストピアスもピアスの一つ。
着けていることがバレたらそれこそよくないという声が聞こえてくるようです。
そこで「ファーストピアスを着けていることを隠す」という方向性で、ファーストピアスを周りの目から隠す方法を考えてみます。
絆創膏や医療用テープを使う
コスパも効果も両立したいい方法です。恐らく一番トライしやすいのではないかと思います。
自分の肌の色に合った絆創膏や医療用の肌色のテープを、ちょうどいい大きさにカットし、ピアスを覆うようにして巻けば、ピアスを隠すことができます。
この時、ピアスと絆創膏の粘着面がくっつかないようにしましょう。
ファーストピアスと粘着面がくっついてしまうと、外すときにピアスを引っ張ってしまうのでピアスホールに悪影響が出てしまうのです。
ガーゼ類を間に入れることでくっつきを防止できます。
髪型を変える
髪を下ろすことによって、耳そのものを隠すという手段です。
初期投資0円かつ秒速で出来る強みがありますが、やや安定性に欠けるのと、髪をまとめる必要のある場所では機能しにくいというデメリットがあります。
透明なファーストピアスを着ける
これはファーストピアスを隠すのではなく、本体そのものを工夫するやり方になります。
最初から、透明無色のファーストピアスを着けることで、ファーストピアスの存在感を無くすのです。
この方法を試すときは素材に十分注意する必要があります。
樹脂やアクリルなどの安価で大量購入できるものは使い捨てで使うことが前提になっているので、ファーストピアスに使うのはよくありません。
細かな傷もつきやすいので、その分細菌も繁殖しやすく危険です。傷のつきにくいガラス製のものなら安心です。
また病院によっては、ファーストピアスとして透明なものを用意しているところもあります。
ファーストピアスで耳が腫れるのはなぜ?
ファーストピアスを着けている時にあるかもしれないトラブル、それは耳の異常です。
耳が腫れる、血が出るなどの不調が起きるとビックリしますし、とても不安になります。
こういったトラブルの原因としてありうるのは衛生面とアレルギーの問題です。
原因によって対策が違うので、原因はきちんと見極めましょう。
ピアスホールは身体にとっては傷です。擦り傷や切り傷と全く同じものです。
傷をそのままにしておくと悪化していくように、ピアスホールのケアを怠ってしまうと細菌などによって耳が腫れる、出血などにつながります。
ですからピアスホールは毎日アフターケアをしましょう。
石鹸を泡立ててピアスホールを優しく洗い、シャワーで優しく洗い流し、清潔なタオルで優しく水気を取ります。
ピアスホールに大きな刺激を与えないように心がけましょう。洗い残しも厳禁です。
そしてピアスホールを触るのは、なるべくこのアフターケアの時だけに留めた方がいいでしょう。
基本的にはピアスホールにもファーストピアスにも触らず、そのままにしておきます。
頻繁に動かすことでピアスホールが傷ついてしまうからです。
また耳の腫れには、ホットソークも効果的です。
- 清潔な容器に人肌より少し温かいお湯100mlを入れ、塩小さじ1/4を溶かす
- そこに患部を漬け、ちょうどいいくらいに温めて、シャワーで塩水を洗い流す
これがホットソークの一連の流れ。これによって血行を良くし、ピアスホールの回復を促進するのです。
血行が良くなる関係上、出血の時には避けた方がいいですが、いろいろな症状に効きます。
ただし金属アレルギーによって耳が腫れる、出血しているときはこの限りではありません。
ここで挙げた対処法を試すよりも、とにかく早く医者にかかる必要があります。
腫れや出血に加えてかゆみが出る、炎症が続くなどの症状があるようならアレルギーの疑い大です。皮膚科や耳鼻科に行って相談しましょう。
まとめ
- ファーストピアスを外すまでの目安は3ヶ月
- ファーストピアスはピアスホールが安定するまでは外さない
- ファーストピアスは工夫によって隠すことができる
- 耳に異常があったときは原因に気を付ける
バリエーション豊かで素敵なものだらけのピアスは、日常でもおめかしにも使いこなしたいアクセサリー。
しかしピアスを安全に楽しむためには、まず安定したピアスホールを作ることが必要です。
そしてそのためにはファーストピアスと3ヶ月間どのように付き合っていくかが大切です。
この記事が、あなたのファーストピアスに関する諸々の悩みを解決するために役立つことを願っています。
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