血栓症の症状は足に現れる!予防法や薬で起こる副作用についても解説

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あなたは「血栓症」という病気を聞いたことがありますか?

エコノミー症候群や脳梗塞なら、1度は聞いたことがあると思います。

エコノミー症候群や脳梗塞は血栓症が原因で起こる病気です。

長時間座った状態でいると、足がしびれたり、重くなったり、あなたも経験したことはありませんか?

血栓症はどのような症状があるのかというと、足に突然襲い掛かる、急激な痛みや腫れなどです。

つまり、足に現れる突然の急激な痛みや腫れは、血栓が原因なのです。

血栓症の症状が足だけなら、まだ予防方法はあります。

しかし最悪な場合、足から肺に血栓が詰まって死に至る事もある危険な病気です。

血栓症は誰にでも起こる病気です。症状について、しっかり理解することが大切です。

予防法や薬で起こる副作用についても解説していきますね。

 

血栓症の症状は足に現れる!原因を理解しよう

血栓症とは、足に血栓ができて、突然急激な痛みや腫れが現れることを言います。

血栓とは血の塊です。つまり、血栓症とは血の塊が血管を塞いでしまうことです。

血管を血栓で塞がれると、足に痛みや腫れなどの症状が出るのです。

想像すると、なんだか怖いイメージがありませんか?しかも、血栓症は誰にでも起こる病気です。

血栓症が起こる前に分かるよう、血栓症というものを症状も含めて、もう少し詳しく説明していきますね。

 

血栓症とは?

先ほどもお伝えした通り、血栓症とは血の塊である血栓ができて、血管を閉鎖することで起こります。

足以外に腕や肺などでも起こります。そして足に起こる血栓症のことを「深部静脈血栓症」と言います。

血栓症はどこの血管に血栓ができるかによって、病名が変わります。

「深部静脈血栓症」と聞くとなんだか難しそうな名前ですね。

「深部静脈血栓症」は太ももやひざの中心を走っている深部静脈に血栓ができます。

言い換えると、「静脈でも深い所に血栓ができる」ということです。

血栓症の中でも、下半身に起こる深部静脈血栓症が【約9割】と言われています。

ほとんどの場合、血栓症は足に症状が起こるのです。では、血栓症になると、どのような症状が起こるのでしょうか?

足に起こる血栓症、つまり深部静脈血栓症は、足のしびれや麻痺、急激な痛みを伴います。

よく聞くものだと、エコノミー症候群がありますよね。

エコノミー症候群は血栓症のひとつになります。これからエコノミー症候群について詳しく解説していきますね。

 

エコノミー症候群

あなたはエコノミー症候群についてご存じでしょうか?

エコノミー症候群は血栓症より馴染みのある名前だと思います。

エコノミー症候群は同じような意味で「ロングフライト症候群」とも言われています。

飛行機で長時間エコノミークラスの狭い椅子に座っていると生じ易かったことから、エコノミー症候群という名前が付きました。

そして、飛行機だけでなく、車でもエコノミー症候群は起こります。

つまり、血栓症は長時間同じ状態で座っていると起こるのです。

では、なぜ長時間座った状態だと血栓症が起こるのでしょうか?想像してみてください。

長い間飛行機を使った移動や車で移動すると、歩くこともなくなります。

歩かないということは、足を動かさなくなりますね。

長時間同じ態勢でいると、血液が全身に流れづらくなります。そして血の塊である血栓ができます。

血栓ができることで、足に突然の痛みやしびれを引き起こします。

しかし、突然の傷みやしびれだけではありません。足に血栓がつまる深部静脈血栓症は、肺塞栓症になる可能性もあります。

血栓が血液中を流れ、肺に詰まることもあるのです。

肺の血管に血栓が詰まることを「肺塞栓症」と言います。

肺塞栓症を起こすと、呼吸困難や心肺停止になる可能性があり、とても危険な状態です。

 

どのような症状が多い?

血栓が詰まると言われている血栓症。どのような症状が起こると思いますか?

足に起こる深部静脈血栓症では、足の腫れやしびれ、痛み、だるさなどが見られます。

しかし、このような症状が見られないこともあるそうです。

深部静脈血栓症では、片足のみの症状がほとんどだと言われています。

また、血栓が肺に詰まることで起こる肺塞栓症では、軽症の場合、無症状です。

無症状の場合もありますが、発症すると息切れや胸痛、血圧低下などを起こします。

肺塞栓症は重症になると意識不明となりとても危険です。

深部静脈血栓症のみですと、命に関わることはあまりありません。しかし、肺塞栓症になると、命に関わる可能性があります。

長時間座った後、足の腫れやしびれが起きた場合はすぐに病院へ向かいましょう。

 

 

血栓症による症状は低用量ピルの副作用でも起こる

血栓症による症状は低用量ピルの副作用でも起こる場合があります。

低用量ピルには血液を固まりやすくするホルモンが含まれています。

このホルモンによって血栓症を引き起こす場合があると言われています。

しかし、低用量ピルによる副作用は確率がほとんどゼロに近いです。

実際に私も低用量ピルを飲んでいます。しかし、血栓症の症状が起きたことは一度もありません。

それでは、なぜ低用量ピルによって血栓症が起こるのかをご説明しますね。

 

低用量ピル

そもそも低用量ピルについて、あなたは聞いたことがありますか?女性ならば、耳にしたことがあるかと思います。

低用量ピルには【2種類】のホルモン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されています。

低用量ピルを使うと、下記のように様々な効果があります。

  • 排卵抑制による避妊効果
  • ホルモンバランスが整い、ニキビ改善
  • 気分の落ち込みを抑える

低用量ピルは、私も実際に使用しているお薬のひとつです。

以前は私も生理痛が重く、いつも憂鬱(ゆううつ)になっていました。

しかし、低用量ピルを飲み始めてからは生理痛がなくなり、出血量も少なくなりました。

低用量ピルは女性にとって、とてもメリットのあるお薬だと思います。

しかし、低用量ピルはメリットばかりでなく、血栓症が起こる可能性もあります。

病院で処方される時には、あらかじめ血栓症についての説明があります。

女性にとってメリットの多い低用量ピル、なぜ血栓症が起こるのでしょうか。

 

どうして低用量ピルで血栓症が起こるのか

低用量ピルには【2種類】のホルモン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されているとお伝えしました。

その中でも、卵胞ホルモンには血液を固まりやすくする作用があると言われています。

通常、卵胞ホルモンによって固まりやすくなっても、その他のホルモンとバランスをとり、血液が固まらないよう、防いでくれます。

しかし、低用量ピルに含まれているホルモンは人工ホルモンなので、バランスがとりづらくなってしまいます。その結果として、血液が固まりやすくなるのです。

低用量ピルのホルモンは人工ホルモンである…低用量ピルによって血栓症が起こると言われている原因です。

症状は足の痛みや腫れ、しびれなど、深部静脈血栓症と同じようなことが起こります。また、頭痛や吐き気も現れる場合があります。

症状が出た場合はすぐに病院へ向かいましょう。低用量ピルによる副作用を早期発見するためにも、婦人科での検査をおすすめします。

定期的に産婦人科で検診を受けていれば安心です。忙しくても受けるようにしてくださいね。

 

血栓症が起こる確率

低用量ピルによる副作用はほとんど起こらないと言われています。

では、低用量ピルによる血栓症の確率はどのくらいでしょうか?

実は低用量ピルを服用していなくても、年間1万人のうち1〜5人ほど、血栓症になるリスクがあります。

そして、低用量ピルを服用している場合はもう少し上がり、【年間1万人のうち3〜9人】と言われています。

やはり、低用量ピルを服用している方が、血栓症のリスクは上がってしまいますね。

低用量ピルは服用後、3か月経った頃に血栓が起こりやすいとされています。服用の際は注意が必要です。

それでも服用後、半年以上何事もなかったら、血栓症になる可能性は低くなります。

一度低用量ピルの服用を止め、再び服用する時は、血栓症にならないよう気を付けてくださいね。

 

 

血栓症の症状は足だけでなく腕にも起こる?

実は、足や肺以外にも腕に血栓症の症状が起こることもあります。

血栓症の症状は足に起こる深部静脈血栓症が9割と言われています。

しかし、深部静脈血栓症は腕に起こる確率もあるのです。

症状は血流減少による冷感やしびれ、ちくちくするような感覚です。

今まで足にできる血栓症をご説明してきました。今度は腕にできる血栓症を詳しく説明したいと思います。

 

閉塞性血栓血管炎

「閉塞性血栓血管炎」は腕などの細い血管に炎症を起こして血管が詰まってしまうことです。

「閉塞性血栓血管炎」なんて、また難しそうな名前ですね。

閉塞性血栓血管炎は【20〜40歳の男性】によく見られると言われています。

閉塞性血栓血管炎は幹部の血流を超音波検査で調べ、確かめることができます。

喫煙者に多いそうですが、閉塞性血栓血管炎と喫煙の関係性はよくわかっていないそうです。

ただ、管理栄養士である私が思うに、喫煙をすることによる動脈硬化なども関係しているのではと思いました。

健康や血栓症予防にも、喫煙はなるべく控えていきたいところですね。

 

 

血栓症の症状を予防する方法は9個ある!

血栓症の症状を防ぐならないための予防する方法は9個あります。

今までのお話から、血栓症は症状を放置しておくと、とても危険な状態になるということがおわかりいただけたと思います。

血栓症の症状は血行不良が原因で起こります。旅行に行きたいが飛行機に乗れない、長い時間車の移動もできないとなると、不便ですよね。

しかし、ご安心してください。血栓症の症状を予防する方法はあります。

しかも、9個もあります!血栓症を予防する方法は以下の9個です。

  • 軽い体操やストレッチ
  • こまめに水分補給
  • アルコールを控える
  • 禁煙する
  • ストレスをためない
  • ゆったりとした洋服を着てベルトをきつく閉めない
  • かかとの上げ下ろし
  • ふくらはぎのマッサージ
  • 寝るときは足を高く上げる

いかがですか?血行を良くするためには上記で挙げたような方法があります。

私は旅行が好きで飛行機に乗ることもありますので、マッサージやこまめな水分補給をし、予防していこうと思いました。

飛行機の中で血栓症が起こってしまうと、すぐに病院へ行けません。

移動中、自分が血栓症になったら…考えるだけでも恐ろしいですよね。

最近では、飛行機以外に在宅ワークが増えてきていることから、長時間座った状態で作業する人も増えてきています。

血栓症にならないためにも、今回ご紹介した予防方法をぜひ試してみてくださいね。

 

 

まとめ

  • 血栓症の症状は足に現れる
  • 血栓症とは足に血栓ができて突然急激に痛みや腫れが起こる
  • 血栓症を放置しておくと肺塞栓症になり危険
  • 低用量ピルの副作用でも血栓症は起こる
  • 血栓症の症状は腕にも起こる
  • 血栓症の症状を防ぐ予防方法は9個ある

血栓症についてなぜ起こるのか、どのような症状なのかを解説しました。

血栓症は誰にでも起こります。放置しておくと命を脅かす病気ですので、長時間同じ体勢にならないよう気を付けたいと思います。

血栓症が起こってからでは遅いので、事前に予防をしていきましょうね。

 

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