食中毒の原因は5つある!それぞれの特徴を理解して予防しよう

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あなたは「食中毒」という言葉を聞いたことがありますか?

食中毒はよく夏になるイメージがあると思います。しかし、食中毒は【1年中】発生する危険な病気です。

食中毒を引き起こす原因は5つ。「細菌」「ウイルス」「自然毒」「化学性」「寄生虫」、この5つが食中毒を引き起こす主な原因なのです。

私が働いていた給食施設では、食中毒による集団感染を防がなければなりません。

集団感染予防のため、食中毒になった職員は出勤停止になることがありました。

食中毒になってしまうと発熱や腹痛、嘔吐などの症状が見られます。そして、最悪の場合、死に至ることもあります。

衛生管理に気を付けている給食施設だけでなく、家庭でも起こる可能性がある食中毒。

食中毒はとても危険な病気なので、原因や特徴をしっかり理解し、予防していきましょう。

 

 

食中毒が発生する主な原因5つを詳しく解説!

食中毒が発生する主な原因は大きい物で5つあります。

そもそも、食中毒とはどういうものか、あなたはご存知でしょうか?

食中毒?

食中毒は食品や飲用水を介して有害な菌を取り込み、健康被害が起きることです。

食中毒は夏だけではなく【1年】を通して発生します。そして、症状も原因によって様々あります。

食中毒を引き起こす主な原因は「細菌」「ウイルス」「自然毒」「化学性」「寄生虫」とあります。

こんなに原因があるのかぁ…。

確かに、「細菌」「ウイルス」「自然毒」「化学性」「寄生虫」と、食中毒を引き起こす原因はたくさんあります。

しかし、それぞれ原因と特徴を掴めば対策もできるので、食中毒が予防できます。

気温や時期によって食中毒の起こり易さも変わってきます。

食中毒を引き起こす原因についてしっかり理解しておきましょう。

 

細菌性食中毒

気温が上がる【6月~9月】に起こる食中毒を「細菌性食中毒」と言います。

細菌にとって最適な温度は【37℃】前後と言われます。

気温が上がる夏は細菌にとって、繁殖するベストシーズンです。

夏場は食材や食品内で細菌が繁殖し易くなります。傷んだ食べ物を食べることで食中毒になってしまうのです。

 

ウイルス性食中毒

乾燥している【11月~3月】の冬に起こり易い食中毒を「ウイルス性食中毒」と言います。

冬にも食中毒になるのね

特にノロウイルスは感染力が強く、大規模な集団発生を起こし易いです。

保育園や幼稚園など、集団で過ごす施設にお子さんを通わせているあなたはよく聞きませんか?

ノロウィルスは年間の患者数の約半分を占めています。

ノロウィルスは意外と身近にある食中毒の原因なのですね。

ウィルス性食中毒はウイルスが蓄積している食品の飲食や体内に入ることで発生します。

原因となるウィルスは、食品や感染者の衣類に付いて動き回り、さらに広がります。それ故、集団感染が起こり易くなるのです。

 

自然毒

「自然毒」というものについて、あなたはご存知でしょうか?

自然毒?

「自然毒」などと聞き慣れない言葉、ちょっと戸惑いますよね。

自然毒とは食物連鎖を通じて植物や動物の体内に自然に蓄積されていく毒のことです。

自然毒には「動物性」と「植物性」があります。植物の中や体内に毒を持つもの、食物連鎖で取り込まれたものなどがあり、蓄積された量は不明です。

自然毒による食中毒は、誤って自然毒を食べることで引き起こします。

自然毒による食中毒は、細菌性やウイルス性の食中毒と比較して件数、患者数は多くありません。

しかし、件数や患者数が多くないからと侮ってはいけません。致死率が高いため注意が必要です。

 

化学性

「化学性食中毒」はあなたはご存知ですか?自然界のアレルギーを引き起こす物質や、人工的に作られた化学物質で生じる食中毒です。

化学性食中毒を引き起こす原因は大きなもので【2つ】あります。

  • 自然の中に存在するヒスタミンやアレルゲン
  • 人工的に作られた食品添加物や洗剤など

アレルゲンの場合は、アレルギーが発生する原因になる物を摂取することで発生します。

生卵や牛肉など、アレルゲンを接種することで、皮膚に蕁麻疹ができます。

また、粘膜や呼吸器系に炎症が起きる場合もあります。

このような症状のことを「アナフィラキシーショック」と言います。

また、アナフィラキシーショックは酷いものだと、血圧が急激に低下し、意識を失うこともあります。特にアレルギーを持つお子さんは注意が必要です。

毎日弁当持参させるようかなぁ…。

ご安心ください!毎日お弁当を用意しなくても大丈夫な方法があります。

学校や幼稚園、保育園などで給食を食べる際は、あらかじめアレルギー対応食にしておけばいいのです。

対応食にしてもらえば、みんなと同じ食器で食べれるので、弁当を持って行くよりも目立ちません。

もう【1つ】の原因、人工的に作られた洗剤などの場合は、どうでしょうか?

最近発売されるようになった、キューブ型洗剤による誤飲事故が多発していることをあなたはご存知でしょうか?

キューブ型の洗剤をお菓子と間違えて食べてしまうという、小さいお子さんにはよくある事故。

食品の容器と洗剤容器が似ていると、誤飲事故に繋がり易くなります。

場合によっては意識を失うだけでなく、死んでしまう可能性もあるのです。

少しの間違いで起こってしまうと考えるととても恐ろしいですね。

誤飲を避けるためにも、お子さんの手が届かない場所に置くようにしましょう。

 

寄生虫

食中毒の事件数ランキングで最も多いのが寄生虫によるものです。

有名な物では「アニサキス」ですね。アニサキスは魚介類に寄生していることが多く、激しい痛みや嘔吐を引き起こします。

他にも豚肉やレバーに寄生しているサナダムシもあります。

十分な加熱をしないで食べることで、腹痛や下痢などの症状を引き起こします。

 

 

食中毒の原因菌と特徴について知っておこう

食中毒を引き起こす原因にはそれぞれ特徴があります。

食中毒予防は、引き起こす原因になる菌の特徴を知ることが大切です。

あなたは黄色ブドウ球菌やカンピロバクターなどの名前について聞いたことがありませんか?

カンピロバクター?

カンピロバクターなどの名称はカタカナばかりで覚え辛いですよね。

このような食中毒を引き起こす原因菌と言われる物の特徴について、詳しく説明していきましょう。

 

感染型食中毒の原因菌

細菌性食中毒は食中毒全体【70~90%】を占めるのが特徴です。

細菌性食中毒は「感染型」と「毒素型」に分かれます。

2つの種類があるのね。

感染型とは、食品と一緒に食べた細菌が体内で増殖することにより、食中毒を引き起こします。

感染型は細菌自体と増殖時に作り出される毒素、【2つ】の原因があります。そして主な原因菌は以下のような物があります。

  • 腸炎ビブリオ
  • カンピロバクター
  • サルモネラ菌
  • 腸管出血性大腸菌(O-157)
  • ウェルシュ菌
  • リステリア

 

毒素型食中毒の原因菌

毒素型食中毒は細菌が食品内で増殖する時に毒素を作り出します。

そして、作り出された毒素を体内へ取り込むことで食中毒になってしまうのです。主な原因菌は以下のような物があります。

  • ボツリヌス菌
  • セレウス菌
  • 黄色ブドウ球菌

細菌性食中毒の主な症状は下痢、発熱、嘔吐、腹痛などです。

 

ウイルス性食中毒の原因菌

ウィルス性食中毒は少量の菌でも感染力が強く、主な原因菌は以下の【2つ】になります。

  • ノロウイルス
  • E型肝炎

ノロウイルスは寒い冬になると、もの凄いスピードで流行りだし、ニュースでも集団感染を耳にすることが増えますよね。

ウィルス性食中毒の主な症状は吐き気、頭痛、発熱などです。

ウィルス性食中毒は細菌性食中毒とあまり変わらないのですね。

 

自然毒の原因菌

植物性自然毒の原因菌には、テトロドトキシン(フグ)、オカダ酸(貝類)などがあります。

また、動物性自然毒の原因菌にはイルジンS(キノコ)、ソラニン(じゃがいも)などがあります。主な症状は、下痢や吐き気、関節痛、倦怠感などです。

 

化学性食中毒の原因菌

ヒスタミンは赤身魚に含まれています。ヒスタミンは死後、微生物が増殖し、酸素と反応することで有害物質へと変化します。

ヒスタミンによる中毒症状は呼吸困難や意識不明の状態が起こることがあります。

他にも化学性食中毒には、水銀やカドミウムも原因菌となります。イタイイタイ病が有名ですね。

水銀やカドミウムによる中毒症状は知覚麻痺や嘔吐、呼吸停止、発声不能などの症状があります。

 

寄生虫の原因菌

一部の魚や肉に含まれている物、魚介類全体で含まれている物など、いくつか種類があります。

  • 魚介類に含まれるアニサキス
  • ヒラメやマグロの筋肉に含まれるクドア・セプテンプンクタータ
  • 馬に含まれるサルコシスティス

主な症状は、みぞおちに激しい痛みを起こし、むかつきや嘔吐などです。

 

 

食中毒を引き起こす原因にはこんな食べ物がある!

どのような食べ物に菌がついているかを知っておく事は、食中毒の予防にも繋がります。

一般的に食中毒は生物や加熱不足で起こると言われています。

食中毒を引き起こす食べ物、どのような物があるか気になりませんか?

食中毒を引き起こし易い食べ物について知ることができれば、対策もできますよね。

そこで、これまでの原因ランキング【Top5】をご紹介します。

ご家庭で口にする事がある食べ物もありますので、是非参考にしてみてください。

 

1位 アニサキス

魚介類に含まれている寄生虫、アニサキスです。サバ、アジ、サンマ、カツオなどが有名ですね。

幼虫が寄生している生鮮魚介類を生食すると、胃壁を刺して入り、激しい腹痛を起こす原因になります。

魚介類を食べる時は、食べる前に十分な加熱が必要です。

 

2位 カンピロバクター

カンピロバクターという細菌による食中毒は、鶏肉などの肉類が過熱不十分だった場合、起こります。

また、汚染された飲料水を飲むことが原因で食中毒になることもあります。

犬や猫などのペットが保菌している場合もあります。

触れた手で調理を行うことが食中毒の原因になることもあります。

きちんと手洗いをして、食品の加熱も十分に行いましょう。

 

3位 ノロウイルス

カキや二枚貝に存在しているノロウイルス。ノロウィルスは貝の中では増殖しません。

しかし、人の体内に入ると、腸管内でのみ増殖するという特徴を持っています。

また、感染者の吐しゃ物に触れることが原因で二次感染を引き起こします。

感染者の吐しゃ物には触れないように気を付けましょう。

 

4位 植物性の自然毒

第4位はテングタケやクサウラベニタケなど、キノコが代表的な植物性の自然毒です。

植物性の自然毒?

特に、テングタケやクサウラベニタケ、ツキヨタケなど、有毒成分を含むキノコが原因になります。

秋になると山へ行ってキノコ狩りをしようとする人がよくいますね。

山に生えているキノコは食用可能な物と有毒な物、似ている姿をしているので区別がつきません。

普段食べているキノコと有毒性のあるキノコ、気付かずに食べてしまい、食中毒を引き起こしてしまうのです。

 

5位 ウェルシュ菌

カレーやスープなどの煮込み料理に含まれるウェルシュ菌です。

ウェルシュ菌?

そうです。最近になってクローズアップされた食中毒を引き起こす細菌ですね。

ウェルシュ菌による食中毒は、大きい鍋を使って調理をした時に起こります。

大量に作って余った料理、鍋にそのままにしていませんか?

そのままにしておくと、鍋の中で細菌が増殖します。

細菌がべったりついた料理を口に入れることで食中毒を引き起こすのです。

 

 

食中毒になる原因を知ったら3原則で予防しよう!

食中毒予防の3原則は「つけない」「増やさない」「なくす」。

これまで食中毒を引き起こす原因についてご説明してきました。

食中毒というものは、季節に関係なく、日常的にある病気です。

しかし、最悪な状況になると死に至る場合もあります。

確かに、食中毒は最悪の場合は死に至るとても危険な病気です。

しかし、予防をしっかり行っていくことで食中毒は防ぐことができるのです。

どのように予防すれば食中毒を防げるのか気になるあなた。

「食中毒予防【3原則】」という言葉、あなたはご存知ですか?

食中毒予防3原則?

この言葉は世間一般的にあまり聞き慣れない言葉かもしれません。

食中毒予防の【3原則】とはどのようなことか、気になりませんか?

では食中毒予防の【3原則】について、それぞれ一つずつ詳しく説明していきましょう。

 

食中毒菌を付けない

食中毒を起こす細菌やウイルスどこから持ち込まれるのでしょうか?

原因菌は、食材や調理する人の手を介して外から持ち込まれます。

持ち込まれた菌が他の食品を汚染して広がるのです。

原因菌を持ち込まないようにするには、以下の方法が有効です。

  • 手洗いをする
  • 調理器具は目的別に使い分け、洗浄、消毒を行う
  • 食品を直接手で触れない

つまり、食中毒になる原因菌を「付けない」ということが大事なんですね。

また、下痢や吐き気などの症状がある方は、食品を汚染する可能性があります。

食中毒の症状があり、体調が悪いなど、調理業務は控えましょう。

 

食中毒菌を増やさない

食品についた食中毒の素になる細菌は、時間が経つと増えていきます。

つまり、放置時間が長くなるほど、食中毒になり易くなるということです。

調理をする時は手早く行い、食事の提供も速やかに行いましょう。

また、細菌は【10℃】以下になると増えにくくなる特徴があります。

残った料理は室温で長時間放置せず、粗熱を取ってから、冷蔵庫などに入れて保存しましょう。

作った料理の温度管理を徹底することも食中毒菌を「増やさない」コツです。

 

食中毒菌をなくす

細菌やウイルスは食中毒を引き起こす原因になります。

しかし、細菌やウイルスは一般的に加熱することで死滅します。

加熱が不十分だと菌が生き残り、食中毒の原因になります。

温度計を使って食材の中心部までしっかり加熱しましょう。

目安としては【75℃で1分以上】、二枚貝などノロウイルスの恐れがある物だと【85℃で90秒以上】で食中毒菌を「なくす」ことができます。

中心温度計は【100円ショップ】などでも販売しています。

温度について心配な方は、購入して一度使ってみるのもおすすめです。

 

食中毒はレストランや給食センターなど、飲食を扱う施設だけの問題ではありません。

集団生活をする幼稚園、保育所、家庭でも食中毒は起こります。

食中毒予防の【3原則】をうまく使って食中毒にならないよう、気を付けましょう。

 

 

まとめ

  • 食中毒の主な原因は5つある
  • 原因は「細菌」「ウイルス」「自然毒」「化学性」「寄生虫」
  • 食中毒の原因菌はそれぞれの特徴を抑えることがカギ
  • 食中毒の原因トップは魚介類に多く含まれるアニサキス(寄生虫)
  • 食中毒予防の3原則は「つけない」「増やさない」「なくす」

食中毒には様々な原因があります。特に大量に調理をする施設、集団で過ごす時間が長い施設では危険性が高くなります。

食中毒予防の3原則をうまく使って、食中毒にならない、環境作りをしていきましょう。

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