女の子はお弁当が好きです。美味しいものが入っているし、最近SNSやお店などで見かけるお弁当は、色といい、おかずの入り方といい、まるで芸術品です。
文化といっても過言ではないです。女の子の私が言うので間違いありません。
それを見て幸せな気持ちになり、それと同時に自分には作れないなと諦める…。そういった経験ありませんか?
しかし、「ちょうどいい弁当箱を選ぶ」「お弁当にあったおかずを作る」「詰め方に一工夫加える」という3ステップで、誰にでも女の子をニッコニコにさせるお弁当が出来ます!
今回は弁当の中でも、二段弁当を使って子ども、特に女の子に喜ばれるお弁当を徹底分析します。
これさえあれば、お弁当ビギナーの方でも立派な二段弁当マスターになること間違いなしですよ!
二段弁当で女の子を笑顔にできる!3つの要素をご紹介
お弁当は3つの要素からできています。その3要素がこちら!
- どんな弁当箱を使うか
- どんなおかずを入れるか
- どんな詰め方をするか
お弁当大好き女の子のためには、これらを上手く組み合わせることが大事です。
そうすることで、見た目も味もいい二段の弁当、つまり女の子がニコニコ笑顔になる二段弁当が完成します。
というわけでこの3つをカテゴリ別に見ていきましょう。目指せ、幸せぎっしり、女の子もご満悦な二段の弁当!
二段の弁当作りは箱選びから始まる!簡単選び方まとめ
二段弁当作りなら、まずは中身を入れるための、お弁当「箱」の部分からこだわりましょう。
直接食べることと関係は薄いですが、中にどんなに良いものが入っていたとしてもその箱の部分が残念だったら、気分は下がってしまいます。
毎日弁当箱を使う子どものためにも、弁当箱はやっぱりちょうどいいものを選びたいところ。
では実際にどうやって選ぶのがベストなのでしょうか?
二段弁当箱を選ぶときに特に気を付けたい、容量と素材について知っておきましょう。
必要な量を見極めよう
弁当箱ではその大きさによって、ある程度食べる量が決まります。
そのため、弁当箱を選ぶときは、子どもがどのくらい食べるのかをスタート地点に置いて考えてみましょう。
弁当箱の容積(ml)は、弁当を食べて得られるカロリー(kcal)に近いと言われています。
例えば12~14歳の女の子の一食分のカロリー摂取目安は650~700kcal前後と言われています。
そのため600~700mlの弁当箱を選ぶとちょうどいいボリュームになるということです。
これを基準としつつ、子どもの体格や運動量に応じてちょうどいい大きさの二段弁当箱を選びましょう。
素材を比べて選んでみよう
弁当箱を作る素材も弁当箱選びには欠かせません。なぜなら弁当箱の素材によって、お手入れや耐久性に大きな違いが出るからです。
何を重視したいかを考えて、選ぶことが大事です。
弁当箱の素材としては、プラスチックやステンレスが使われることが多いですね。それぞれに良さがあるので比較していきましょう!
まずはプラスチック!100均でも買えるものがあるほどに、安価で家計にやさしいです。
二段弁当の中で、最も多く使われている素材ではないでしょうか。
豊富なデザインや、電子レンジや食洗器に対応しているものが多いというのも嬉しいところ。
その一方で、油汚れが落ちにくかったり、劣化が早かったりというデメリットもあるので、お手入れは丁寧に行うようにしましょう。
可愛いデザインにこだわりたい女の子にも、とにかく使い勝手がいいものが欲しいあなたにも、プラスチックの弁当箱がおすすめです。
お次はステンレスです。プラスチック製のものと比べると値段は少々張りますが、その分丈夫なので一度買ってしまえば長く使えます。
ステンレス弁当の長所は何といってもその丈夫さにあります。落としても壊れにくく、匂い移りや色移りも起きにくいです。雑菌の繁殖も抑えられます。
しかし金属なので電子レンジの使用はNGです!火花が飛ぶ恐れがあるので絶対にやめましょう!
「お転婆な娘のために、長持ちする弁当箱を買いたい」「清潔感を重視したい」というあなたにはうってつけです。
3種類目は木でできた弁当箱です。曲げわっぱのものが有名ですね。
木製弁当箱は、木特有の温もりや香りを感じられて、ホッとした気分にしてくれます。
そして木がご飯から出た余分な水分を吸収してくれて、ご飯の美味しさもキープしてくれるんです!
木そのものの殺菌効果によって衛生管理も◎。とはいえ木であるため、お手入れをしないとカビが発生してしまいます。洗浄や乾燥にはご注意を。
「とにかくおいしいご飯が大好き」な女の子や「自然を感じられる弁当箱を探している」人のための弁当箱です。
二段の弁当に詰めたいおかず6選をピックアップ
次にお弁当にぴったりなおかずたちをピックアップしてご紹介します。
美味しいおかずたちはお弁当の魂です。二段の弁当でもそれは変わりません。そのためお弁当に合うおかずを作るのはとっても大事。
お弁当は作ってから、実際に食べるまでに時間が開いてしまいがちです。したがって、どうしてもあつあつ状態で食べるのが難しいです。
そのため、二段のお弁当を作る時には冷めても美味しいおかずを選ぶことが大切です。
そのうえで見た目も華やかだったなら、やっぱり嬉しいですよね!
というわけでここでは、前半で冷めてもおいしい、見た目も華やかという条件にあてはまるおかずを、後半ではレンジさえあれば一発で出来る簡単レシピを教えます!
これを作るだけで、二段弁当がワンランク上のものになりますよ。
美味しいをお約束!お弁当に合うおかず
- 豚ロース肉(薄切り)を何枚か重ねて広げる
- その上に、にんじんやいんげん、エリンギなどを乗っけてくるくる巻く(にんじんなどの固い野菜はあらかじめ茹でておく)
- 巻いたものに片栗粉をまぶして、あたためたフライパンの上で転がしながら焼く(巻き終わりを下にして焼くと崩れない)
- みりんやしょうゆ、砂糖を混ぜたたれを入れて、絡めるように炒める
誰からも愛される甘辛い味に、野菜の色も鮮やかな肉巻きは本当にお弁当に向いています。
詰めるときは切り口を上にして、巻かれた野菜が見えるように入れましょう。
- 鶏ひき肉と水切りした豆腐を同量、片栗粉と塩をボールに入れて良く練る
- 鶏ひき肉に粘り気が出たら小分けして円形にまとめる
- フライパンに油を敷いてあたため、1で作ったたねを並べて焼く
- 蓋をして片面を中火で焼き、焼き色が付いたらひっくり返してもう一度蓋をして弱めの中火で中までじっくり火を通す
豆腐を入れることで、冷めてもふわふわなつくねができます。
たねにキノコのみじん切りやすり下ろしたレンコンを入れるとさらにふわふわでジューシーに。
しょうゆや砂糖、酒を混ぜたたれを入れながら煮絡めると照り焼き味になります。
まずは、お弁当に詰める前日しておくことをご紹介します。
- 鮭の切り身に塩を振り15分ほど置き、出てきた水分をクッキングシートでふき取る
- 西京白みそ100グラム、酒、少なめのみりんを混ぜて味噌床を作る
- 味噌床に、切り身が満遍なく漬かるように切り身を入れ、そのまま一晩漬ける
前日の準備は上記でOKです。続いて、当日にすることをご紹介。
- 余計な味噌をふき取り、グリル(フライパン)で焼き目が付くまで焼く
- 粗熱がとれたらお弁当箱へ詰める
前日に準備して、朝は焼くだけでできるレシピです。じっくり漬け込んだ鮭は味が染みしみで唸る美味しさ。
鮭だけでなく鰆や豚肉などを漬け込んでも美味しく食べられます。
ちなみに白みそが家にない人は、「普通の味噌+多めのみりん+砂糖」で大丈夫です。
カラフルで簡単!お弁当に入れたいおかず
- ボールに卵4個を割り入れ、粉チーズと塩コショウを入れて混ぜる
- フライパンにオリーブオイルを敷き、玉ねぎとジャガイモを炒める
- 火が通ったら、ベーコンやパプリカも加えてさらに炒める
- 溶き卵を加えてさっくり混ぜ、半熟状になったら蓋をして弱火で火を通す
- 途中でひっくり返して両面に火を通す
野菜も入ったボリュームも栄養も満点のオムレツです。ベーコンやパプリカの代わりにウインナーやズッキーニを入れても美味しいです。
ミックスベジタブルを使えば時短できるのでおすすめですよ。
- お好みの野菜(ほうれん草やにんじん、もやしが作りやすい)を洗って食べやすい大きさに切る
- 切った野菜を耐熱皿に入れてゆるくラップをかけ、600Wの電子レンジで2~3分加熱する
- 粗熱を取り、しょうゆ、ごま油、白ごまを2:1:1で混ぜたたれと和える
もう一品欲しいときに作りやすい一品。野菜の色の綺麗さもさることながら、5分ほどあればできる手軽さが目玉です。
「余計なことやってる場合じゃねぇ!!」というほど忙しさを極める朝でもパパっと作れます。
- ブロッコリー1房を小分けにし、茎の部分は厚めに皮を剥く
- 耐熱容器にブロッコリーと水大さじ1を入れて、ゆるくラップをかける
- 600Wの電子レンジで2分加熱する
- 粗熱を取ったブロッコリーに、マヨネーズ、しょうゆ、いりごまを4:1:1で混ぜたたれ、かつお節半パックかけて混ぜる
- 上から、半パック分残ったかつお節をかける
下ゆでが面倒くさいブロッコリーもレンチンすればすぐ使えます。
しかも茹でるよりもレンチンした方が栄養素を失いにくいといいことづくめ。洗い物も少なくてとっても作りやすいです。
二段弁当の詰め方は色と形で差をつけられる!
最後は二段の弁当の詰め方編です。お弁当はペコペコなお腹を癒してくれるだけではありません。
外から見ただけでは何が入っているかがわからないのがお弁当。
ゆえにお弁当の蓋を開けるときには「今日は何が入っているんだろう?」とドキドキしながら開けることになります。
ここで、写真で見るようなものが目に飛び込んできたら、食べる前からテンションは爆上がりです。
とはいえ「そんな凝ったお弁当を二段分作るなんて、ウチでは作れないわ」と悩むあなた。
確かに店で売られてるようなお弁当を作るためには、おかずやご飯の詰め方に一捻り加える必要があります。しかし、そのどれもがとっても簡単にできることなのです!
詰める前の下準備
お弁当におかず類を詰めていく前に、気を付けなくてはいけないことが2つあります。
- おかずを冷ます
- 水けを切る
おかずを冷ます理由は、おかずが傷むのを防ぐためです。
あたたかい出来立てのおかずを詰めて、そのまま蓋をしてしまうとお弁当の中に水蒸気がこもって、雑菌が繁殖しやすくなってしまうんです…。
食中毒が怖い夏などは特に念入りに冷ますようにしましょう。
ちなみにご飯は冷めてしまうと詰めにくくなってしまうので、ご飯を詰める場合は、あたたかいご飯を弁当箱に先に詰めてから冷ましていきます。
水けを切るのも食中毒防止に役立ちます。加えて、他のものに味を移さないようにする、見栄えをよくするためにも水けを切るのは効果的です。
下にクッキングシートや網を敷いたりして水けをばっちり切りましょう。
いい二段弁当を演出しよう!ご飯とおかず別の詰め方
二段弁当は片方の箱にご飯、もう片方におかず類という詰め方ができます。
これは色々な種類のものを詰めやすくなる、おかずやご飯の量を調整しながら詰められるというメリットがあります。
そうなると「ご飯はどっちの段に詰めるの?」そんな疑問が湧きますよね。
お弁当に限らず、ものを運んだり入れたりする時は、下の方に重いものを入れた方が安定します。
そのためおかずよりも重くなりやすいご飯を下の段にいれた方が、弁当が安定します(ひっくり返りにくくなります)
しかしお弁当の詰め方に厳密なルールはありません。おかずとご飯のどっちをより多く食べたいのか、高さのあるおかずを詰めたいなどで選ぶのもありです。
ご飯を詰めるときに、白ばっかりで色味がつまらないという時はふりかけを使うなどでご飯を華やかにしてみましょう。
混ぜご飯を何種類か作って、小さいおにぎりにして、詰めてみるのも可愛いですね。
おかずを多めに食べたい子どもがいるなら、あえておかずをご飯の段に入れるのも、いいアクセントになってgoodです。
ではおかずを詰めていきましょう。お弁当をおしゃれに詰めるときに大切なのは、おかずの大きさと色味です。
おかずは大きいもの、目立たせたいものから詰め、次に中くらいのもの、最後に小さいもの、形を自由に変えられるものを詰めていきます。
こうすることで全体的にバランスのいいお弁当が完成します。
大きいものを詰めていく中でできた隙間に小さいものを埋め込んでいくイメージでやると上手くいきます。お弁当詰めは、パズルです(塗り絵でも可)
二段弁当の場合は細長いものも多く、そうなると大きいおかずが詰めにくいこともちょくちょく出てきます。
そんな時は、はさみなどを使って、おかずの大きさを適宜調整しましょう。
きれいなお弁当のためには色味も大事です。からあげ、ハンバーグ、エビフライ、どれも美味しいこと請け合いなおかずたちですが、どいつもこいつも茶色です。
私が学生の時、母は「茶色食べときゃ間違いないから」と断言しながら、肉団子やら肉じゃがやらをせっせとお弁当に詰めてくれたものでした。
あれはたしかに美味しいものでしたが、わかりやすく茶色い弁当でした。
私の母だけではなく「おかずを詰めたら全体的に茶色いお弁当になっちゃった」なんてこと、結構あると思います。
そんなときはプチトマトやブロッコリーなどの色がきれいな野菜類を使ってお弁当に彩りを添えましょう。
こうすることで色味がよくなるだけではなく、栄養バランスも取れたいいお弁当になります。
開けた瞬間に目に入る、鮮やかな赤、緑、オレンジ…カラフルが大好きな女の子、絶対に笑顔になります。
まとめ
- 二段弁当なら女の子を笑顔にさせられる
- 女の子を喜ばせる二段のお弁当は誰もが作れる
- 二段の弁当箱選びには大きさと素材が大切
- 「冷めても美味しい」「見た目がカラフル」がお弁当のおかず選びで重要
- 詰め方次第で二段弁当のビジュアルはグレードアップする
女の子は総じて、食べることと綺麗なものが大好きです。
そんな女の子の目の前に、美味しいと綺麗がこれでもかというほど凝縮された二段の弁当が現れたらどうなるか…もう言うまでもないですよね。
見た目も味もいい二段弁当を作って、女の子のお腹も心もばっちり満たしましょう!
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